VISIT JEJU

8月の楸子島では多様なアクティビティーと夏の日差しに輝く島の自然を満喫できる。モジニモンドル海岸では海水浴とシュノーケリングが、厚浦海岸では網を使った伝統的な漁である引き網漁体験や家族での釣り体験を楽しめる。

永興里の通りでは、タイル壁画と楸子の光を表現した楸子小学校で思い出の1枚をカメラに収めよう。ヨンドゥンボム展望台からは切り立ったナバロン絶壁を鑑賞し、夜には厚浦海岸道路を歩きながら夜空に輝く星を数えるのもロマンティックで良い

セ島までの架け橋であるセヨン橋のたもとに敷かれたウッドデッキを舞台に、毎週土曜日19:00～21:00に「ソファッケン＝小さいけれど確かな幸せ（小確幸）」をテーマにしたナイトコンサートが開かれている。済州で活動中のミュージシャンやパフォーマーたちの公演を眼の前で楽しめる。5月26日に始まったこのナイトコンサートは9月22日まで続く。また、西帰浦の表善海水浴場では、8月16日から18日まで「西帰浦夜海フェスティバル」が開かれる予定だ。

自分を見つめ直す時間を持ちたいなら、キャンプをするのはどうだろうか。海辺のキャンプ場としては金寧海水浴場と下摹海水浴場のキャンプ場をおすすめする。どちらもサービス設備が整っているため、気軽にキャンプが楽しめる。さらに本格的なキャンプが経験したければ、牛島にある飛楊島キャンプ場が良いだろう。 飛楊島に夜が訪れると、月明かりを頼りに地平線に並んで浮かぶ漁船の光を眺めることができる。

西帰浦に位置する「小天地」は、火山活動を通して海の上に突出した岩の様子が、白頭山の天池の縮小版のようだということでこの名前がつけられた。丸く囲うように突き出た奇岩怪石の姿は一見に値する。空が澄み、風が止んだ空気の乾いた日には、小天池の水面に漢拏山が映り込み、二つの漢拏山が創り出す奇跡の瞬間を見ることができる。オルレ6コースの中間あたりに位置する小天池は、済州大学校の研修施設の後ろの林道を歩いていくとすぐに見つけることができる。

火照った体をクールダウンしたいなら、洞窟探検にでかけよう。済州島北東部の金寧里に位置する万丈窟は、世界で最も長いユネスコ世界自然遺産に登録された溶岩洞窟である。内部は一年中12度前後の温度を維持しているため、夏には巨大な天然冷房施設といったところだ。洞窟の天井から床までつながった溶岩石柱は万丈窟の必見スポットだ。それ以外にも、携帯のCMに使われて有名になった日出ランドの美千窟、JEJU LIGET ART FESTIVAL（JEJULAF）の会場である茶喜然の洞窟カフェも、済州島の洞窟の魅力に触れながら体に溜まった熱をす～っと冷やすことができるスポットだ。

最近のフリーマケットは、単純にものを売り買いする場ではなく、済州島民と移住民、そして観光客が一緒に楽しむ空間として発展している。済州農業技術センターにある芝生の庭では、毎月1回済州島内の農業組合と30余の団体が参加する「済州オモンアバン土曜マーケット」を開催され、済州のローカルフードと関連食品、済州に関連する工芸品などを販売している（8月は25日に開催予定）。また、レッツランパークでは、ユニークな観光市場「カメレオンフリーマ(馬)ーケット」を開催している。

西帰浦の正房の滝から東に500m進むと「小正房」と呼ばれる5m程度の滝が現れる。ここは昔から済州島民が水浴びをしていたところで、夏の暑さを吹き飛ばすにはもってこいの場所だ。また、済州市の道頭港の近くにある湧き水の名所「道頭オレムル」では、7月8日から8月31日までウォーターパークを運営する。キッズ専用のプールであるため家族連れにぴったりだ（入場料は大人4,000ウォン、子供7,000ウォン）。8月には済州神話ワールドにウォーターパークがオープンする予定だ。流れるプール、波のプール、ダイビングプールはもちろん、アジア初の長さ230mのウォータースライダーも楽しめる。神話ウォーターパークの暑い夏に期待したい。

オープン型2階建てバスを運行している済州シティツアーバスは、新済州と旧済州、龍頭岩から梨湖テウ海岸まで続く海岸道路を走る。計22個所の観光スポットを通るこのバスは、済州国際空港の2番ゲート前の3番のバス停から出発する。1日利用券は12,000ウォン、1回利用券は3,000ウォンで、1日利用券を購入すれば各停留所で自由に乗り降りができるので、観光客には便利なシステムだ。9:00～17:00の間、オープン型2階建てバス6回、トローリー型バスは3回運行している。2階建てバスの2階は室内席と屋外席に分かれており、必要に応じて屋外席にも屋根をつけることができるので、雨天の場合も心配ない。

済州の深夜食堂＆夜食ツアーにでかけよう。漢拏樹木園の入口にある「樹木園に行く道」では毎日18:00～22:00まで夜市を開いており、今年の人気スポットとなっている。人気のフードトラックが集まり、済州島で欠かせない黒豚料理、海鮮串焼き、スイカジュースなど、多様なメニューが楽しめる。済州市外にも夜の街に明かりを灯す深夜食堂がある。涯月邑流水岩里にある深夜のミュージックパブ「アコースティックホームズ」、朝天邑臥屹里の居酒屋メニューが美味しい「ワフル0626」、そして月汀里海岸で海を眺めながら新鮮なサーモンが味わえる「ゆうこ食堂」。済州島で夏の夜を美味しく楽しみたい旅行客にうってつけの場所があちこちにある。

蒸し暑さに食欲が落ちているなら、ヤリイカの冷製スープがおすすめだ。酸味が利いたさっぱりした冷たいスープに、ヤリイカの刺し身と野菜が入ったメニューだ。夏には済州島はヤリイカが旬を迎える。イカの中でも最も味が良いと言われる済州のヤリイカ。甘みのある柔らかい身を刺し身で食べるのが王道だが、まるごと焼いて食べるヤリイカの丸焼きも特有の食感が楽しめる絶品だ。夏に済州島に訪れたらヤリイカをぜひ食べてみてほしい。