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ミョルチコギのだしというものを聞いたことがあるだろうか？済州にはそのだしでククスを作って食べられるお店がある。それがコシネチョンジククスだ。ミョルチコギユクスはいりこだしと肉だしの組み合わせで、あっさりとしていながらも濃い味がする深い魅力を持っている。麺は素麺で、あっさりとした味のだしに柔らかいお肉と素麺が調和していて、とてもすっきりとした味に仕上がっている。辛い物が好きな人は、備え付けの唐辛子粉で辛さを加えることができる。お肉もかなりたくさん入っていて、一杯食べるだけでもお腹がいっぱいになるだろう。

ビビンククスは、豆もやしやキャベツなどの野菜と、甘辛い特製ソースがよく調和している。ただ辛いだけの味付けでなく、甘酸っぱい味にほんのり辛い味が上乗せされている。これがコシネでしか味わえない特製ソースで、スユク（ゆで肉）と一緒に食べると天国が味わえる。ビビンククスに入ったお肉の量もかなり多く、野菜とお肉を麺と一緒に食べると自然と笑みがこぼれてしまう美味しさだ。

店内のテーブルは7～9台規模のお店で、地元の人も並んで食べるほどのお店なので、来店またはNAVERで予約することもできる。ただし、メインメニューがククスなので回転がかなり早い。迷わず並んでみることをおすすめする。西帰浦の旧バスターミナルの裏側にあるコシネチョンジククスは、毎日オルレ市場から徒歩5分なのでアクセスもいい。また、天地淵瀑布、セヨン橋などとも近いので、これらの観光地を回る旅行コースにおすすめのお店だ。

▶ 所在地：済州 西帰浦市 中央路79番ギル 4 コシネチョンジククス

▶ 営業時間：木～火 09：30～15：00（ラストオーダー 14：30）

▶ お問い合わせ：0507-1318-0436 

▶ 駐車：中央ロータリー公営駐車場またはチョンジ公営駐車場

▶ 空港からのアクセス

   車：1時間 2分

   バス：181、182、182-1、600、800-1、801、901 

サバの刺身は滅多に食べられない料理だ。そしてそれは済州に住んでいる人も同じだ。チャヨン水産では獲れたてのサバの刺身が味わえるため、材料がなくなり次第、すぐに営業を終了する。地元の人もここに行くために足を速める。材料がなくなり次第、その日の営業は終了するため、事前に電話をしてから訪れることをおすすめする。当日の電話予約も可能なので、材料は残っているのか、予約は可能なのかを確認してから訪れるのが賢明だ。

提供されるおかずは、豆、サラダ、卵焼き、チヂミなどがあるが、このおかずの味もかなりのものだ。人気のあるお店は何もかもが美味しいという話は本当らしく、提供されるおかずも手の込んだものばかりだ。待っているとサバの刺身一膳が出てくる。海苔、ワカメ、玉ねぎの漬物など様々な食材が添えられていてボリューム満点だ。特に玉ねぎの漬物と一緒に食べると相乗効果を発揮し、生臭い臭いや固さもなくなり、新鮮な刺身そのものを味わうことができる。

店主のおすすめの美味しい食べ方は、海苔とゴマが混ざっているご飯を混ぜてワカメとサバの刺身をのせ、玉ねぎの漬物と一緒に食べる方式。海苔とゴマの香ばしさとワカメの青々しさ、そして新鮮なサバの刺身の旨味を一度に味わえるので、最高の一口として記憶に残るほどの美味しさだ。刺身を食べ終えるとちり鍋が出てくる。白菜と青陽唐辛子が入ったピリ辛のスープが絶品だ。脂っこく感じやすいサバの刺身の味をしっかりと引き締めてくれる。

年配の店主夫妻が経営しているお店で、夕方の6時を過ぎると満席になるため、ここを訪れるなら急いで行くことをおすすめする。チャヨン水産は済州でサバの刺身を味わうにはもってこいのお店なので、材料がなくなる前に訪れよう。

▶ 所在地：済州 西帰浦市 西好南路32番ギル 44

▶ 営業時間：毎日 17：00～21：30

▶ お問い合わせ：064-739-8588

▶ 駐車：お店の前または近隣の公営駐車場

▶ 空港からのアクセス

   車：55分

   バス：181、182、182-1、600、800、800-1、901

あるテレビ番組で「肉ちゃんぽん」が紹介され広く知られているが、実は以前から地元の人たちには有名な「フグのちり鍋」のお店だ。周りを見れば分かるように、酔い覚ましのために訪れる地元の人の比率が高い。済州で美味しいお店を選定する済州グルメFESTAにも紹介されたことがあるので、済州内外から認められた名店と言える。

お店の名前は「モルジル食肉食堂」で、「モルジル」は「馬の通る道（馬道）」の済州方言だ。前述したように、看板メニューはフグのちり鍋とちゃんぽんだが、その組み合わせが意外にも相性がいい。フグのちり鍋の場合、スープと魚、そして韓国では「エ」と呼んでいるフグの白子が入っている。スープが沸騰したらセリとキノコ、豆もやしを入れると、ボリューム満点のフグのちり鍋の完成だ。酔い覚ましにこれ以上のものはあるのかというほどの体に沁みるスープと柔らかいフグの白子、そしてフグの身を味わうことができる。フグの白子は鮮度の象徴ともいわれ、淡白で柔らかい。フグの身は鮮度が高いため歯ごたえがあり、酢を加えた醤油につけて食べると、脂っこくなくぷりぷりとした食感を口の中でたっぷり満喫できる。昨日お酒をたくさん飲んでしまったとしても、あっという間に酔いを覚ますことができる。

ちゃんぽんは具が命という言葉がある。それだけちゃんぽんの味は具によって左右されるものだが、ここのちゃんぽんの具は想像を超えるレベルだ。キャベツと豚肉がたっぷり入っていて、甘いキャベツのスープと唐辛子の辛さが調和し、スープが脂っこくなくあっさりしている。麺は一般的な中華料理店で食べていたものよりも歯ごたえがあり、具が多く、様々な食感を一度に味わうことができる。それほど辛くはなく、唐辛子が適量入ったピリッとした辛さで、汗をかきやすい人でも美味しく食べられるちゃんぽんだ。価格も8,000ウォンと安い方だ。

繁華街に位置していないにもかかわらず、いつもお客さんであふれておりお昼時でなくてもいつも店内が賑わっているので、時間がある時に行っておこう。特に地元の人が多く訪れるので、まさに地元で愛される人気店といえる。フグ関連のメニューはすぐに売り切れてしまうので、美味しいフグを味わいたい人は必ず12時前に訪れることをおすすめする。

▶ 所在地：済州 西帰浦市 離於島路 598

▶ 営業時間：10：30～15：00（定休日：毎週日曜日）

▶ お問い合わせ：064-739-1542

▶ 駐車：お店の前の駐車場、近隣の公営駐車場

▶ 空港からのアクセス

   車：51分

   バス：600

済州空港に着いたら、空腹を満たすために、自然と空港近くにある人気のお店を検索することになるだろう。昔から地元の人たちの間で有名だったカルグクス屋さんが、今では季節を問わず多くの人が訪れる名店になった。韓国政府から安心価格店舗として指定されるほど安い価格で、麺とご飯が食べ放題で楽しめる「マンガンチョンイェンナルカルグクス」を訪ねてみよう。

席に着いて注文すると、すぐに麦飯と手作りのキムチが出てくる。もっちりとした麦飯にチョジャンをかけて混ぜた後、大根の和え物と白菜キムチをのせて一口食べると、旨味が口いっぱいに広がる。食べ放題ではあるが、カルグクスを食べる前に食べ過ぎてしまうとカルグクスの本来の味を感じられなくなるかもしれないので、適度に食べる方がいいだろう。

鶏半身カルグクスは、その名の通り、大きな鶏半身が入っている。鶏もも肉を持って食べるカルグクスは、おそらくマンガンチョンでしか食べられない代表メニューではないだろうか。柔らかい鶏もも肉を食べていると、サムゲタンを食べているかのような元気が湧いてくる感じがする。鶏肉をほぐしてキムチをのせてカルグクスの麺と一緒に食べると、これ以上ないほどの美味しさを味わえる。蒸し暑い夏に熱いスープを飲むなんてあり得ないことだと思うかもしれないが、マンガンチョンカルグクスの深い味わいのスープを飲んでみると、「以熱治熱（熱を以って熱を治す）」という韓国の四字熟語の意味が分かってくるはずだ。カルグクスに合うマンドゥ（餃子）も手作りしている。見た目はシンプルだが、もっちりした皮に肉と野菜が入った、真心たっぷりの手作りマンドゥだ。マンドゥは1人前など少量の注文が可能なので、一人で食事をする際も心配は要らない。マンドゥ、カルグクス、そしてキムチを食べれば、食べごたえのある食事で準備万端の状態で済州旅行をスタートできるだろう。

ランチ・ディナータイムは待機の列がかなり長いが、座席の数も多く回転も早いのですぐに席に着くことができる。季節限定メニューもあるので、季節を問わず多くの人が訪れている。イェンナルトンダク（昔式のチキン）も一緒に販売していて、持ち帰りもできるので夜食としてもおすすめだ。物価の心配要らずの価格で、済州の現地人も多く訪れる島民おすすめのグルメを探すなら、繁華街に位置した小さな名店「マンガンチョンイェンナルカルグクス」がおすすめだ。

▶ 所在地：済州 済州市 月朗路 42

▶ 営業時間：毎日 11：00～21：30（ラストオーダー 21：00）

▶ お問い合わせ：064-744-4780

▶ 済州国際空港か

   車で10～15分程度

   バス 315、316、331、365、465、466