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済州三多水の水源地、息吹く生命の大地コッチャワルを抱く村・橋来里では、マイナスイオンを全身に浴びながら歩く、<三多水林道ノルディックウォーキング>を体験できる。ノルディックウォーキングは、クロスカントリースキー選手の夏季トレーニングのため、北ヨーロッパで始められた歩く運動法だ。ポールを持つ四足歩行スタイルのウォーキング方法で、姿勢矯正、関節・脊椎疾患に効果的な健康ウォーキング方法として脚光を浴びている。

*橋来里は、森の中の瞑想、ヨガ、ノルディックウォーキング、川尾川河川トレッキングプログラムを運営中で、村に滞在しながら余裕をもって旅をする「カルムステイ」済州村観光統合ブランドとして運営されている。

▶お問い合わせ：橋来三多水村協同組合(064-782-2022)

<サウンドウォーキング>は、生態の音を通じて感覚を目覚めさせるトレッキングプログラムだ。ヘッドホンを着けて小型録音機を手に持ったまま道を歩き、済州の音の風景にひたすら集中する。風に揺れる木の葉の音、鳥たちのさえずり、ザクザク土を踏む音などを聞いて、自然と心を交わしながら歩く。サウンドウォーキングは、済州のさまざまな植生について学べる「和順コッチャワル」と「楮旨オルム（側火山）」で実施されている。

▶ お問い合わせ：スリーピングライオン(010-6350-0032)

<済州セム酒> 済州地域の清浄な原料を使用して、蒸留式焼酎のコソリ酒と清酒のオメギ酒などを醸している。コソリ酒は、済州で生産された粟と麹で醸したオメギ酒を、コソリ（焼酎蒸留器）土器を利用して蒸留させた、済州の代表的な伝統酒だ。コソリ酒は、古きにこだわるイメージの伝統酒を超え、いまやホーム（home）酒として、自分だけのオリジナルレシピでハイボールやカクテルを作って飲む蒸留式焼酎の人気上昇とともに、トレンディな酒として人気を博している。

4代にわたり70年以上の間焼酎を生産している<㈱ハンラサン>は、代表的な郷土企業だ。ハンラサン焼酎とともに済州の伝統名酒に挙げられるホボク酒（純米酒）は、済州火山の岩盤水にハチミツを入れて長期間熟成される低温発酵工法で醸した郷土酒だ。最近、ホボク酒（純米酒）ベースのカクテルの人気が高まっている。ホボク酒（純米酒）を美味しく味わえるおすすめレシピをご紹介する。

*ホボク酒（純米酒）カクテルのレシピ ： ホボク酒（純米酒）1杯（60ml）、炭酸水2杯、スライスレモン1/2個またはレモンシロップ、氷3～5個

㈱ハンラサンは、伝統を守りながらもトレンドに合わせた工場ツアープログラムを実施している。ハンラサン焼酎の歴史と焼酎の製造工程を見学して、焼酎試飲とともに異色のカクテル焼酎も楽しめる。飛揚島を背景に写真を撮れる屋上フォトゾーン、記念品ショップなど多彩な楽しみどころもあり、さらなる面白さを届けている。ツアーは、毎週金・土・日曜日の3回実施される。

▶ ハンラサン焼酎工場ツアー予約（クリック）

秋は、楸子島旅行にもってこいの季節だ。脂がたっぷり乗った干しイシモチと身がしっかり硬く成熟したサワラだけでも、ご馳走を味わえる。今年の秋、味と粋の両方を楽しめる魅力の島へ旅立ってみてはどうだろう？済州島から船で1時間ほどで着く楸子島は、日帰りも可能だが、1泊2日のスケジュールがおすすめだ。楸子群島の雄大な景色、温かい島の村の情趣を抱くオルレ道、美しい日暮れ、島の村の夜景、朝立ち込める白い霧、楸子でだけ味わえる美味しい民宿食膳まで、どれも欠かせない。

そのなかでも、空の下で楽しむスリル満点のトレッキング区間「ナバロン空の道」は、映画「ナバロンの要塞」にでてくる絶壁に似ている。切り立った絶壁の稜線に沿ってくねくねとつづく道を危なっかしく歩いていいると、空を歩いているような錯覚に陥る。海抜129.7m、高さ2.1kmの区間が、美しい風光とともにスリル満点の旅の妙味を味わわせてくれるだろう。10月13日から15日まで、地域を代表するお祭り「干しイシモチ祭り」が開催される。地域特産物の干しイシモチの試食会、イシモチ縄編み、漁網編み、家族釣り大会、素手の魚捕り、楸子オルレ道ウォーキングなど、多彩な体験プログラムと文化イベントが実施される。

秋の日差しをたっぷり浴びて見事に咲いた真っ白なソバの花が、済州の野原を埋めつくす。素朴でしなやかな花々がやんわり広がる白い波は、心地よい清涼感を与えてくれる。ソバ畑は済州全域で見られるが、吾羅洞ソバの花畑、臥屹ソバの花畑、ボロムワッは、規模が大きく素晴らしい風景を誇っている。

ソバは、石が多く風が強い不毛の地である済州で、極めて貴重な作物だ。ソバは昔から済州の救荒作物として、凶作の年に主食とされてきた。済州では今でも、ソバでさまざまな料理を作って食べている。済州を代表する食べ物、千切り蒸し大根の蕎麦煎餅巻から、ソバチョベギ、ソバ粉こんにゃくと豚肉入りホンダワラ（海藻）スープ、ユッケジャン、チョプチャクピョクッ（豚スープ）などのスープにもソバ粉を入れる。今年の秋は、済州のソバの花畑で自然の美しさと旬の食べ物を楽しんで、秋の味と粋に酔いしれてみよう。

ユネスコ世界自然遺産に登録された「済州の火山島と溶岩洞窟」をテーマに開催される<世界遺産祝典>が、来る10月3日から8日まで開催される。漢拏山から海の上の雄大な城山日出峰、神秘にあふれるコムン（拒文）オルム（側火山）溶岩洞窟系まで、世界と比べても遜色ない済州の貴重な遺産を見に行ってみよう。

済州の民俗、神話、歴史、生活が込められた済州を代表するお祭り<耽羅文化祭>が、2023年「済州ハルマン」をテーマに開催される。10月6日から10日まで開催されるこの祭りでは、三姓穴の耽羅開闢神位祭を皮切りに、山地川、耽羅文化広場など済州島一帯で多彩なイベントが繰り広げられる。西帰浦を代表する七十里祭りが、新たな変化を遂げる。済州南側の美しい風景の下、地元の住民と一緒に興に酔いしれたければ、10月13日から15日まで、済州ワールドカップ競技場一帯で繰り広げられる、<西帰浦七十里祭り>に参加してみよう。歩きやすい季節、秋をさらに楽しく歩きたければ、11月2日から4日まで開催される、<オルレウォーキングフェスティバル>がおすすめだ。事前参加申請はオルレパスアプリでのみ受け付けており、イベント当日に各コースの出発地点に設置される登録ブースでも申し込める。

「憩い」のある旅行中にさまざまな学習プログラムに参加する「ラーニングホリデーin済州」、秋にぴったりの芸術体験6か所をご紹介する。済州で得たインスピレーションを、自分で作った作品を通じて芸術で表現する異色の体験！

<ルーシーソンアトリエ（Lucysson Atelier）>では、済州の文字図を現代的に再解釈した図案から、伝統民画を代表する虎鵲図まで経験できる。やわらかい質感と温かく多彩な色彩がお好みなら、オイルパステル画を体験できる<オフ・セシエ・コヤンイ（午後3時のネコ）>で、済州での幸せな思い出を絵に残してみよう。西帰浦安徳面にある<アティステ21（artiste21）>では、水彩画、アクリル画、油絵などさまざまな材料で描く絵を学べる。写真で記憶する旅の美しさをさらに引き立てる写真クラス、<バン・チオク写真館>。温かくて和やかなタフティングの魅力を体感できる工芸体験、<ソルティオレンジ>。キラキラ光るステンドグラス工房<ヘ：ピッ>では、オルム（側火山）の形の風景から済州ツバキとミカンの形のキリンまで、透き通るように輝く魅力的な工芸作品を作って、済州で楽しいラーニングホリデーを体験するのができる。

済州の風光を盛り込む風の建築家として有名な、ユ・ドンリョン（伊丹潤）の作品世界に触れてみよう。人生の後半、日本よりも済州で活発に活動して、最終の自然から得たインスピレーションをもとに済州の風土を反映させた独自の建築作品を作り出す。

ユ・ドンリョン（伊丹潤）の済州島を代表する建築物は、2000年代初旬に建てられた<PODO Hotel>、<パンジュ（箱舟）教会>、<水、風、石の美術館>、<二つの手の美術館>などだ。一部予約制で運営されており、事前予約した場合のみ入館できる。

<ユ・ドンリョン美術館>は、展示を通じてインスピレーションを得て、静かに思惟して楽しむ空間として企画された。2階展示室では、聞きながら展示を経験できる音声ガイドを提供している。 音楽家の梁邦彦（りょう・くにひこ）が企画した、ピアノの音をBGMにして作品を読むように紹介する音声ガイドで展示作品を紹介している。

漢拏山に登った回数をもう数えていないという漢拏山登山の達人、「ゼロポイントトレイルのユ・アラム代表」おすすめの秋の漢拏山登山コースをご紹介する。漢拏山登山コースは、ヨンシル（霊室）、オリモク、ソンパナク（城板岳）、観音寺、トンネコの5つのコースで、ペンノクダム（白鹿潭）の頂上まで登る道は、観音寺とソンパナク（城板岳）コースだ。

登り道はきついが、緩やかなソンパナク（城板岳）コースよりも、自然が築き上げた驚くべき風景を満喫できる観音寺コースがおすすめだ。自分の限界に挑戦して自分だけの頂上を夢見る者なら、海岸線基準0mから漢拏山頂上まで登るゼロポイントトレイルがおすすめだ。漢拏山の登山が初めてなら、最初から欲張って頂上を目指さず、季節の変化によって変わる漢拏山の美を満喫できるヨンシル（霊室）とオリモクコースがおすすめだ。稜線に沿って広がる自然の神秘とともに、漢拏山の本来の魅力に触れられる。

済州の秋の絶頂を伝え、銀色の波ゆらめくススキ畑は、時間の変化によって黄色から赤へさまざまな色に染まる。済州の野原や山に生えたススキは、済州のオルムの近くで多く見られる。特に、済州西側のセビョルオルムと涯月邑於音里は、済州でも大規模を誇るススキ群生地だ。日暮れ時に真っ赤な夕焼けに反射して輝くススキが、感性あふれるムードを演出する。

済州東側には、あまり知られていないススキスポット、城邑貯水池がある。広い貯水池に広がるススキ平原が、荒い油絵のような恍惚とした風景を醸し出す。

周辺の騒音はほとんどなく、静かな雰囲気の中でススキの波を楽しめる。周辺の道路はよく整備されており、散歩やドライブにもぴったりの場所だ。

その他にも、表善面加時里にあるカプマジャンキル、秋のロマンに満ちたクンベクチョロドライブコース、海岸散歩道の隠れたススキスポット・タクモル海岸道、サングンブリ（噴火口）、東側を代表するオルム、タラビオルムとアックンタランシオルムがおすすめだ。

一年でゴルフを楽しむべき季節を選ぶとしたら、断然秋だろう。済州では、漢拏山と海を背に広々と開けた空間で、絵のような風景を満喫しながらゴルフを楽しめる。ゴルフ初歩者でも、ペットの連れがいてもご心配なく。済州の自然の中で思いきり楽しくラウンドできるゴルフ場をご紹介する。

漢拏山東側のコッチャワルにあるエコランドGCは、2人乗り電動カートに乗ってセルフプレイを楽しむことができ、2人でのラウンドにもってこいだ。フェアウェイが広く、自然そのままの樹木を活かした、ジャングルでプレイするような気分を味わえるエココースなどがある。済州ヘビチカントリークラブでは、午後4時からキャディ無しで9ホールのラウンドを楽しめる。初歩者や18ホールを利用するには時間に余裕がない旅行客におすすめだ。ロッテスカイヒルCCでは、ペットと一緒に済州の自然景観を楽しみながらラウンドを楽しめる商品を年中運営している。