VISIT JEJU

チェジュの海女について知りたいなら「済州海女博物館」を訪れよう。博物館はチェジュの東側のクジャウプ(旧左邑)に位置し、ここは現在も海女が多く活動している地域である。館内では海女の歴史、生活、文化、海女の仕事の様子などを詳しく知ることができる3つの展示室がある。また、海女の暮らしがどのように変化してきたのかを示す歴史的価値の高い展示物もある。館内には小さな子供のためのキッズスペースも用意されている。

海女についてもっと知りたければ、海女が捕った海産物が食べられる食堂に足を運ぶのも良いだろう。チェジュ島の各地域にある「海女の家」と呼ばれる食堂では、海女たちが捕ってきた新鮮な海の幸が気軽に食べられる。中でも空港から最も近い場所にある「トドゥ(道頭)海女の家」は、新鮮なアワビを使ったアワビ粥、刺身がたっぷり入った冷製スープ「ムルフェ」が有名だ。

　また、クジャウプ(旧左邑)にある「海女の台所」もおすすめだ。海女博物館から近く、車で10分ほどの所にある。「海女の台所」が特別なのは、食事をしながら公演も鑑賞できることだ。海女たちが捕ってきた新鮮な海の幸を味わいながら、公演を通して海女について学び、海女たちの経験を直接聞いてみることができる。訪問の際には事前予約をしてから行くようにしよう。

海女の台所

- 住所：済州特別自治道済州市旧左邑終達里477-16

- 電話番号：010-4056-5159

- 時間：12:00／17:30（金土日）

- 料金：一人49,000ウォン

- ホームページ： http://www.haenyeo.space/ (韓国語のみ)

AirBnBを通して予約可能 (→AirBnB)

チェジュ島の田舎の海岸を訪れると、海女たちが仕事をしている姿を見かけるチャンスがある。海女はチェジュの各地域の海で活躍しているが、その一つがUNESCO世界自然遺産である「ソンサンイルチュルボン(城山日出峰)」だ。ここでは、海女たちがその日捕れた海産物を持って陸に引き上げる様子を見ることができ、捕れた海産物は近くの海女の家で食べられる。

ソンサンイルチュルボン(城山日出峰)

- 住所：済州特別自治道西帰浦市城山邑城山里137-1

- 電話番号：064-783-0959

- 時間：13:30／15:00（変更の場合あり）

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため公演は中断

- 料金：無料

- ホームページ：https://www.visitjeju.net/u/4Wx

海女公演を見られるもう一つの場所が「アクアプラネット」だ。公演はメイン水槽で行われ、大きな水槽の中に海女が潜っていく姿を目の前で観覧できる。公演時間は20分程度で毎日4回行われる(下記参照)。韓国で最も大きい水族館であるアクアプラネットでは、海女公演の他にも様々な見所があり、家族連れにもおすすめだ。

海女博物館や海女の家だけでは物足りない？それなら実際に海女になってみるのはどうだろうか。海女のように水深9.1ｍの深さまで潜ることはできなくても、海女体験を通してチェジュ島の海の特別な思い出を作ることができる。

チェジュ島の東「ハドリ(下道里)」に位置する「ハド漁村体験村」では、海女体験ができる。海女たちの着る黒いスーツに身を包み、海で海産物を捕ってくると、体験村のスタッフが食べられるようにさばいてくれる。自ら捕った海産物の味は新鮮そのもの！一生忘れられない特別な味になるだろう。海女体験にかかる時間は1時間程度で、他にもシュノーケリングや釣り、カヤックなどの体験もできる。

詳細情報

- 住所：済州特別自治道済州市旧左邑へマジ海岸路1897-27

- 電話番号：064-783-1996

- 料金：海女体験1人35,000ウォン

- ホームページ： http://www.하도어촌체험마을.kr/（韓国語のみ）