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11月の済州観光10選<深まる季節に深まる感動、11月の済州は心温まる >
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鼻先をかすめる冷たい風で、深まる季節が感じられる11月の済州。見渡せばミカン色にきらめく野原があり、深い青色の海ではブリが飛び跳ねる。この時を待っていたかのように溢れる大地と海の恵みで何の不足もなく満たされる。心地よい温度や湿度に旅人は自然と導かれ、島には愉快で心温まる時間が流れる。
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- 11月の済州観光10選深まる季節に深まる感動、11月の済州は心温まる
鼻先をかすめる冷たい風で、深まる季節が感じられる11月の済州。見渡せばミカン色にきらめく野原があり、深い青色の海ではブリが飛び跳ねる。この時を待っていたかのように溢れる大地と海の恵みに満たされる。心地よい温度や湿度に旅人は自然と導かれ、島には愉快で心温まる時間が流れる。
摹瑟浦の強い水流をかきわけ、太ってふっくらとしたブリたちが戻って来ると、その豊かさを分かち合う祭りが始まる。済州を代表する祭りの一つである最南端ブリ祭りは、今年は11月21日から始まる。ハラハラするブリとの追撃戦の後は、素手の感触を楽しむブリのつかみ取り、新鮮なブリを安く手に入れてその場で味わえる競売が待っている。誰でも釣り王になれる釣り堀でのブリ釣りとリール釣り、さらにサザエ獲りやプルトク(海女が海辺で暖を取る場所)体験、クボガイ剥き、大型ブリの解体ショーなどイベントも盛りだくさんだ。祭り以外にも、大静城址や秋史流配地で歴史を学び、松岳山の秘境で済州の自然の魅力に浸れば、満ち足りた旅になるはずだ。
‣最南端ブリ祭り :2019/11/21~24 摹瑟浦港一帯 www.bangeofestival.com
‣大静城址 :西帰浦市 大静邑 保城里、仁城里、安城里一帯
‣秋史流配地 :西帰浦市 大静邑 秋史路 44
濃い緑の葉の間で光輝くみかん、新川牧場に散らばったみかんの皮の色が済州の本当の秋色である。みかんのシーズンが本格的に始まる時期である11月8日からは、済州みかんの経済、文化、環境的な価値を伝え、多彩な経験を提供するみかん博覧会が西帰浦農業技術センターで開かれる。済州みかん博物館では、みかんの歴史や文化から世界各地のみかんの木、バオバブの木などユニークな植生に出会え、みかんを活用したクッキー、ピザ作りや足湯体験ができる。ここでみかんの木の共同所有者となれば、翌年、自分の木のみかんを食べたり収穫したりする喜びも味わえ、特別な田舍体験までできる。
‣2019 みかん博覧会 :11/8~12 西帰浦農業技術センター www.citrus-expo.com
‣アンクルリトル(みかんの木シェア) :SNSで「LIFELITTTLE」検索後、問い合わせ、訪問可能
日差しを遮るとともに身分を明らかにし、スタイリッシュなアイテムでもあった昔の帽子 「カッ(笠)」作りの本場である済州。馬の尻尾の毛やたてがみで笠の帽子部分を作り、細い割竹でつばの部分を作る伝統工芸は、現在は国家重要無形文化財第4号である笠職人チャン・スンジャさんとその伝承者の指先から伝わる。笠展示館では、笠の歴史や変遷、作品とともにソンビ(儒生)体験も楽しめる。稲があまりなかった済州で、ススキと茅草で作られた草の工芸品「メンテンイ」は済州式のかごであり、竹の容器である「チャロン(茶籠)」は最近でいう弁当箱だ。職人が心を込めて丹念に作り上げた済州工芸品の自然で古い趣は、最近の感性にもよく合う。人気のあるラタンかごとも似ているため、済州の伝統工芸品である「メンテンイ」や茶籠も、立派な生活用品や装飾品になるのではないかと期待が膨らむ。
‣メンテンイ、茶籠が見られる場所:道内の一部民俗五日市場(大静-1日、6日/済州市-2日、7日)
旅は必ず何かしなければならないのだろうか。しばし自然の中を歩きながら風景の一部になることも、自分だけの小さな旅である。西帰浦七十里詩公園で自然と調和する造形物、季節ごとに咲いて散る花や実を目に収めながら歩くと、いつの間にか通り過ぎた歩みの分だけ思い出が幾重にも重なる。必要なのは、ゆったりとした心と時間だけ。数十年前、済州最高の新婚旅行スポットだった場所が、閉店後10数年ぶりにユニークなカフェとして生まれ変わり、人気を集めている。長い廊下のある白い建物に、西帰浦沖合を抱くパノラマビュー、柱状節理も眺めることができる散策路はコーヒー一杯の値段で十分楽しめる。
地球のために進んで自分の時間を割く旅もある。済州島持続可能環境教育センターは、資源の節約と廃棄物の資源化の大切さを伝え、文化として定着させるための場所。センターの環境基礎教育プログラムは、ゴミの分別ゲームや自転車ペダルを回して環境にやさしい電気を作る体験などを通して地球を守る気持ちも呼び覚まさせる。また、フラッシュモブのように一緒に集まって海を掃除するボランティアもある。事前申込や登録は必要なく、決められた時間に決められた場所へ行けばよい。その気になれば、いくらでも心温まる旅ができる。野外活動で天気の影響を受けるため、SNSのお知らせを必ず確認しよう。
‣持続可能環境教育センター :済州市 松耳ギル 226 www.jejueco.or.kr
‣セーブ済州海(ビーチクリーン) :SNS「세이브제주바다」検索、場所・時間のお知らせを確認
こぢんまりとした村、表善面細花3里は、ハーブ村と呼ばれている。長い間丹精込めて育てた自慢のハーブがあるからだ。ゴミと雑草だらけだった村の道を香りで満たそうとした住民たちの地道な努力が実を結び、今の姿になった。村の昔の名前「カンワッ」を掲げた「ハーブスィムパン」ではハーブアロマキャンドルやハーブ石鹸を作ることができ、空き瓶を活用したアップサイクル体験、多様なハーブ製品にも出会える。村の住民の解説を聞きながら、村を探索するのもよいし、ハーブ未来公園や細花3里国家庭園で心身をリフレッシュするのもよい。見事なラベンダーとローズマリーの香りが濃くなる春のハーブ祭りも待ち遠しい。
‣細花3里 :西帰浦市 表善面 細花3里
東部中山間にある有名なオルムの中に、独特な名前の「カクレギオルム」がある。サングンブリ(噴火口)を通って東に約2km。カクレギオルムのバス停があるため公共交通機関を利用する旅行者も満足し、広い駐車スペースにドライバーも満足。高さ約50メートルの低いオルムは、汗が出る頃に頂上に到着する達成感と、壮大な漢拏山を背景に小さなオルム群落が向かい合う美しさを伝える。笹とススキが群落をなした噴火口を見るにも良い所である。ただし、サービス施設やトイレはないため、自然そのままを楽しみたいという人にお薦めだ。
‣カクレギオルム :済州市 朝天邑 橋来里 128
積み上げた藁の束であるヌルのような外観と、垂木構造のインテリアの奇堂美術館は、済州出身の在日韓国人事業家、奇堂・康亀範(カン・グボム)によって建てられ寄贈された韓国初の市立美術館である。現代美術の流れを地域に伝えるために多様な作品を所蔵し、暴風の画家、邊時志(ビョン・シジ)画伯の作品や奇堂の兄、康用範(カン・ヨンボム)の書道作品が常時展示されている。道内最大規模のアートフェア、アート済州2019が11月28日から4日間開催される。済州作家特別展で済州美術の流れを探り、ギャラリーとして作られたホテルの客室で韓国や海外の有数の作家の作品が展示及び販売される。一緒に開催される「アート済州ウィーク」期間には、道内の様々な文化芸術機関の無料入場や入場料割引イベントなど、多様なプログラムが用意される予定である。
‣アート済州2019 :11月28日~12月1日 MAISON GRAD JEJU
宇宙と飛行物体に対する神秘以上のものが体験できる済州航空宇宙博物館では、飛行の原理から飛行機や宇宙船の歴史を学び、フライトシミュレータ体験や宇宙飛行の重力間接体験もできる。稲妻がテーマの世界初の常設体験館である稲妻科学体験館では、稲妻の原理を理解し、音楽と光に変化するエネルギーを感じながら、雲の生成原理や磁気浮上など多様な科学原理が学べる。勉強の後には遊びもついて来る。済州航空宇宙博物館では、拡張現実を活用してゲームの主人公になれる室内カートレースが、稲妻科学体験館では国内最長1947メートルの走行コースと実際の道路走行が可能な野外カートレースが待っている。
食材の良し悪しが料理の美味しさを決めるというが、ツヤツヤと美しく輝くブリこそが、この時期最高の食材である。活きの良いブリを一番自然に楽しむには、まずは刺身。厚みのある刺身を一切れ口に入れた瞬間、口の中一杯に旨みと柔らかさが広がる。残った骨と頭、尻尾も捨ててはいけない。骨に付いた身は、魚の辛味スープやちり鍋、キムチや干し菜っ葉を入れた蒸し物にしても美味しく、頭はじゃがいもや大根を添えて甘辛く煮物にするもよし!シンプルに塩やカレーパウダーをまぶして焼く方法もある。余すところ一つなく、どのように食べても美味しいブリ、その魅力の虜にならない人はいないはず!
- 注意事項
- ※ こちらの記事は2019-10-22に作成、記載された内容が変更されている場合もあるので、ご旅行の前に必ずご確認ください。
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