VISIT JEJU

もしかしたら、城山(ソンサン)は日の出より、月の出に最適なスポットかも知れない。城山日出峰では２つの月が見られるというのはどういうことだろう。城山日出峰に月が昇ると穏やかな水面の上に鏡のように月の姿が映って、まるで２つの月があるように見える。満月の日にはその喜びも２倍になる。２つの月が贈る２倍の幸せを満喫したいのなら、秋夕には城山へ行ってみよう。月の観測するに最適のスポットは食山峰(シクサンボン)近くの双月(サンウォル)トンサンだ。晴れの日には宵の口から２つの月が見られる。
松堂里(ソンダンリ)のアブオルムには蕎麦の花が満開していて、夜に行くと月光の蕎麦畑を眺めることができる。９月２３日から２４日まで開かれる‘松堂蕎麦の花お祭り’が終わってからも、観光客のために花畑を開放しているので入って花畑を楽しむことができる 。そして、タランシオルムでは１０月６日の午後５時からお月見イベントが開かれる。公演を見ながらプロム(テボルムに食べるクリ・クルミ・ピーナツ・松の実などのこと)を食べて願いを願ってみよう。

本屋ほど人間の心が弱まる場所はない。(Where is human nature so weak as in the bookstore?)、ヘンリー・ウォード・ビーチャーの言葉のように人は本を通しさまざまな感情を抱くようになる。本の中には私たちが持つ人生に対する問いの答えがある。本屋に入る時は空虚な気持ちだったが、出る時は宝の地図を手に入れた人のように嬉しさに満ちることもある。読書に最適な季節、秋。人生の道で迷う旅人なら自然の中の済州島のブックカフェへ向かってみよう。
古いみかんの倉庫や家を改造して昔の雰囲気をそのまま味わえるブックカフェでカフェの主人のおすすめの本を読んで人生の新しいアイディアを手に入れてみよう。他にも、漫画、小説、デザインの本がある翰京面(ハンギョンミョン)のユラム・ウィズブックス、伝統の石の家を改造した月汀里(ウォルジョンリ)の本タバン、本をおすすめしてくれるダリブックカフェ、ゆっくり腰を下ろして海を眺めながら本を読めるAファクトリー、インドの哲学の本がいっぱいあるユニークな雰囲気のヴァーラーナシーブックカフェなどもある。

夏の終わりに咲くススキは１０月から１１月の間、済州をすべて黄色で染まり、美しい景観を演出してくれる。太陽の光で輝く景色の中をドライブしていると、まるで風になったような気分を味わえる。得に、旧左邑(クザウプ)から水山里(スサンリ)までの約１０ｋｍくらいのクムベクジョ路は一番綺麗なススキが見られるスポットとして有名だ。
１１００道路から東へ向かう山麓南路(サンロクナム路)を走ると海を抱いたススキの景色を満喫できる。納邑(ナムウプ)観光牧場からオスンセン水源地まで、天王寺(チョンワンサ)から観音寺(クァンウムサ)までの山麓北路(サンロクブク路)、セビョルオルム近隣の平和路からもススキを鑑賞できるドライブスポットだ。

済州の象徴でもある玄武岩は済州のどこでも見られるが、もっと詳しく覗いてみたいなら地質探検か玄武岩体験をしてみよう。島全体が地質トレイルとも呼ばれるくらい済州島は地質を勉強するには最適な場所だ。ジオトレイルで有名な山房山(サンバンサン)、ヨンモリ海岸と城山(ソンサン)、 吾照(オジョ)地域の巨大な時間の痕跡の上に立ってみよう。自分を振り返る時間を過ごす方法としては地質トレイルは最高だ。
秋の旅行週間10月21日から11月5日までは地質公園のインストラクターの説明を聞きながら探検するジオスクールも開かれる。また、この期間中には石垣積み、ウォンダム体験(海岸に石垣を作って、魚を釣る原始的な釣り方法)、石垣沿い歩きなどの体験がある石体験学校も開かれる。地質体験・石体験学校の問い合わせは064-735-7311

今年も頑張ってきた自分にスペシャルなプレゼントをしてみるのは？済州のセレクトショップは済州の象徴をユニークなアイディアで制作して販売している。海に捨てられたガラスの破片を集めて作ったアクセサリーや済州の海を表現したキャンドル、イルカと海女のモービル、エコバッグと絵葉書などさまざまなアイテムを販売している。
咸徳(ハムドク)海近くで開かれるメンドロン市場や細花(セファ)海女博物館近くの一場秋夢はフリマーケット好きな人のためのスポットだ。規模は小さいが、美しい景色を眺めながら買い物ができる済州島でしか見られないマーケットだ。他にもユニークなお土産を売っているところは、済州市内にはコブラック済州、にんじん店、THEアイランダー、東にはDaliscent、サンゴ商店、B日常雑貨店、シガネ・ムニー、西にはウンStay＆Shop、DesignAB、ベリ済州などがある。

清らかな空の上に線を引いて自由に飛ぶ凧に自分の願いも乗せてみよう。高麗(918-1392年)時代の崔瑩(チェヨン)将軍は済州に入ってきたモンゴル勢力を追い出す時に凧を利用したという話があるくらい済州は凧との絆が深い。
凧博物館があるハンウルランドやセビョルオルムなど広大な野原では凧揚げを見ることができる。秋の旅行週間10月21日から11月５日まで１６日間セビョルオルムとクァンチギ海辺では凧揚げKITを先着100人に提供する予定だ。これに関するお問い合わせは064-735-7311。

中文真実キャンピング場では秋の夜を照らす小さな公演が開かれる。10月21日、28日、11月4日の三日間「済州三無の夜」をテーマにインディーズバンドの公演、バーベキューなどの文化観光パーティーが開かれる。中文観光団地内にある中文真実キャンピング場はすべての施設があるのでキャンプ道具を持って行かなくてもキャンピングを楽しめるスポットだ。パーティーのみの参加も可能だ。温かいたき火の周りに集まって、みんなで食事したり、話をするうちに心の悩みも少しずつ解いていくことができるだろう。イベント・キャンピング場についてのお問い合わせは064-735-7311。

アルトゥル飛行場、済州道立美術館、済州現代美術館、済州市旧都心、 西帰浦市旧都心一帯でツーリズムをテーマに９月２日から１２月３日まで開かれる済州ビエンナーレ。ビエンナーレではポップアート一世代であるカン・ヨンミン作家が済州のオルレを６０日間歩きながら携帯で撮った動画を鑑賞できる‘アームチェアトラベラー’や８ｍの壁に30人の作家の視線から見た60の漢拏山を展示した‘漢拏サロン’などが展示されている。
そして、日帝強占期の痛みが残されたアルトゥル飛行場では、歴史の教訓と今を生きる人間が経験する治癒を語る作品が展示されている。済州総合競技場、済州道立美術館、現代美術館、アルトゥル飛行場を循環する無料シャトルバスが運行されていて、韓国語の音声ガイドも提供している。詳しい情報はhttp://www.jejubiennale.com/

島の宿命とは穏やかな風を待つこと。楸子島(チュジャド)は‘和風を待つ’という意味の‘候風島’とも呼ばれる島だ。陸地と済州島の真ん中に位置し、風が荒く時は避けるところない船の避難先ともなる島だ。有人島４島と無人島３８島となっている楸子島は快速船に乗って１時間くらいかかり、島を１周するには８時間くらいかかる。
ナバロン空道、楸子群島を見渡せるポングルレ山、崔瑩将軍祠堂、モンドル海辺が有名で、日の出と夕日を鑑賞できる灯台の展望台、潮の時だけ道ができるタムレミ、日暮れ時の墨里(ムクリ)は絶景の一つだ。釣りポイントとしても有名で多くの釣り人が訪れるスポットでもある。

自分のためのライフは体に良いものを食べることから始まる。食事はもちろんデザートまで新鮮な自然の材料で作られた料理は私達の生活をより豊かにしてくれる。
朝の笑顔(アチムミソ)牧場では牛乳でアイスクリーム作る体験を提供している。体験料は５千ウォン。そして、牛乳を１０倍濃縮したカードを利用しチーズを作るチーズ作り体験もあるが、この体験は団体のみ利用することができる。

コムンオルムのブラックフード育成事業団・カマンコティでは済州特産物であるオメギ餅作り体験を提供している。体験料は１万５千ウォンで、もちあわ粉をこねることから蒸すことまで１時間～１時間半くらいの体験だ。予約は４人以上から可能だ。

明道岩チャムサリ村では、済州の新鮮な材料でキムチを作るキムチ体験がある。体験料は12,000ウォンで１Kgまで持ち帰り可能だ。11月からはテンジャン、コチュジャン作り体験も提供する予定だ。