VISIT JEJU

漢拏山はハードルが高いと思う人たちにお勧めするのが、オルムである。　済州島には360余りのオルムが広範囲で分布しており、東のオルムに登れば、日の出を迎えることもできる。 その中で、舊左邑(クジャウプ)松堂里(ソンダンリ)と接している百薬岳オルムは、城山(ソンサン)の海を背景にした日の出を見るのに最適なオルムである。晴れの日はソプチコジと吾照里(オジョリ)、 牛島(ウド)、城山日出峰が一目で見渡せる百薬岳オルムは、初心者でも登れて、約30分で頂上に着く。　ただ、スニーカーや登山靴等、歩きやすい靴だと、さらに楽しむことができる。

冬の寒さにも負けず、緑彩る森を歩く気分を想像してみよう。　オルレ13コースの到着地点でもある、 楮旨オルムは、冬も緑のコッチャワルを見ることができるオルムである。新年初日をここで迎えたら心と体が癒され、活気溢れる一年を過ごせるような気分を満喫できる。楮旨オルムは2005年に、「生命の森」として指定され、2007年には「美しい森全国大会」で大賞を受賞する等、美しい森で評価されている。　頂上まで1．9km、普通歩くペースで約45分かかる。　頂上からは遠くに飛揚島(ビヤンド)と漢拏山(ハンラサン)が見え、周りの山房山(サンバンサン)、松岳山(ソンアクサン)、イシドルオルム、今岳(クンアク)オルム、ダンオルムが輝きながら友達になってくれる。

赤雪が堆く積もっている村の道。まるで自然が敷いてくれたレッドカーペットを歩き、美しい映画の主人公になったような気分になる、新興里(シンフンリ)の椿の村は西帰浦(ソギポ)市南元邑(ナンウォンウプ)にある、美しい村である。　済州島の村はいつも懐かしくて美しく、冬の新興里椿の村は喜びやときめきで、赤い光を放つ。デッキの道を軽く歩いたり、椿石鹸手作り体験や椿森オルレ探訪もできる。歩いているうち、歓声が沸き上がる村。300年余りの歴史を誇る椿の村も指定記念物として登録されている。

済州島の冬を丸ごと楽しむために、必ず行くべきウィンターフェスティバル！　2016年12月17日～2017年1月22日まで、 漢拏山(ハンラサン)のオリモク周辺、済州七星路商店街、バオゼン通り等で様々なフェスティバルが開催される。　オリモクでは樹氷、大型雪だるま等スノーワールドフォトゾーンが設けられており、オリモクから御乗生岳(オスンセンアク)に登るミッショントレッキング等、様々な冬イベントも開かれる。また、済州七星路商店街では、スノーシティが造成され、大型ツリーと雪だるまと一緒に写真を撮る、スノーシティ・フォトゾーンが設けられる。　中文(チュンムン)Play K-popで開かれるLED樹氷祭り「雪の花咲く町」も1月22日まで毎日夕方18時から24時まで開催される。

クァンチギ海岸で城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)から昇る日を迎えよう。オルムから海につながるオルレ1コースは、「オルム‐海のオルレ」で人気を集めている。　ちんまりとかわいい始興(シフン)小学校から出発し、緑の野原を通り、マルミオルムとアルオルムに登れば、城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)と牛島(ウド)、 パッチワーク柄のような野原と海を一目で見渡せる。計11.5kmの短くない距離で、新年はより勤勉であるように、最善を尽くせるようにと誓える、ベストスポットである。

漁師と魚、また魚を買いに来る人たちで、港はいつも賑わうところだが、冬の慕瑟浦港は溢れる人波でさらに賑わっている。 冬が始まる11月から2月までブリ祭りのため、ワイワイの港になるからだ。 済州島オルレ10コースの到着地点であり、11コースの出発地点でもある慕瑟浦港は済州島南西部を代表する港であり、豊かな漁場であるため、人気の高い場所である。 10月から2月まで馬羅島(マラド)を中心にブリ漁場が形成され、この季節に獲った鰤は味が良くて、ブリ祭りのヒーローとしてはベストのキャスティングになるだろう。

海沿いの市場は、都会の人たちには限りなきロマンとして心を刺激する。　大型マーケットやスーパーマーケットに慣れているからなのか、市場という言葉自体も耳新しいが、カモメが飛んでいる海沿いの市場とは。 他の五日市場に比べて規模は小さいが、現地の人の素朴な生活を覗くこともでき、また優しい済州道民の心を持ち帰られる、魅力溢れるところである。　小規模だが魚、果物、野菜、生活容認等必要な製品は揃えていて、町の人々はここで必要なものを購買する。クァベギと揚げ物、ホットドッグ等のおやつが多く、子供たちと一緒にここを訪れた人々の口と目を楽しませくれる。

キジが多く生息している済州島には、キジ料理の種類も様々である。 キジしゃぶしゃぶは、薄くスライスしたキジの胸肉をスープに入れて茹でてから食べる料理で、その味は格別である。済州産蕎麦とキジスープで作った、キジ蕎麦は小麦粉の料理に比べ、胃の負担がなく、淡白な味付けにより、気軽く食べられる。　キジ餃子スープは脂濃くないあっさりした味で、人々に愛されている。　寒い冬を暖かくしてくれる冬の珍味である。

旬のブリはマグロの刺身よりおいしいと言われるくらい、冬に人気のある魚であり、慕瑟浦(モスルポ)港から獲られたブリは激しい風と波の中を泳ぐため、魚の体が大きくなって身がしまり、もうすぐ春の産卵時期に入るため、脂がのり最高の味を味わえると言われている。　ブリは大きいほどおいしくなり、5kg以上だと大ブリと分類され、それの味は 想像を遥かに超える美味しさである。