
済州の内と外を覗いて見る(済州旧屋探訪記)
済州には、古宅を改造したカフェ、飲食店、宿泊施設が散在している。骨組は似ているが、それぞれ異なる色と形のデザインが目を引く。最も人気の古宅は、済州の伝統民家。アンゴリ(母屋)、パッコリ(離れ屋)が向かい合うように立地して、アンゴリには老夫婦が、パッコリには若夫婦が生活していた。陸地は男女の生活空間が分かれていたが、済州では一緒に生活しながらも独立した家族形態を保っていた暮らしの風習が空間に浸み込んでいる。済州の伝統民家からスレート屋根の石垣家を多彩にリフォームした最近の済州旧屋を見てみよう。