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済州野焼き祭り
時期:毎年3月中旬
メインイベント会場:済州市 涯月邑 鳳城里 セビョルオルム(暁星岳)一帯
主催・主管:済州市/済州市観光祝祭推進協議会
主要プログラム
- 牧畜文化継承のためのオルムの野焼き、積み藁への点火
- 牧畜文化を中心とした展示および体験イベント
- 済州農水畜産物および伝統料理の販売


済州島ではオルム(丘)をまるごと燃やさないと春が来ない!?
済州野火祭りは、島古来の牧畜文化を現代的にアレンジした世界最大規模の火祭りだ。牛や馬など家畜放牧のために中山間草地の古い草をなくし、害虫を駆除するために、村毎に冬の終わりから春の間にかけて野原に火をつけていた「パンエ」という風習に由来する。
2015年と去年は文化体育観光部選定優秀祝祭、2016済州特別自治道最優秀祝祭、2016大韓民国祝祭コンテンツ祝祭観光部門大賞、2015大韓民国今年のヒット商品大賞、済州人の自慢したい文化資源1位にも選ばれており、毎年30万人が訪れる済州島を代表する人気の祭りである。
1997年から済州市・涯月邑、納邑里と旧左邑、德川里とで交互に開催されてきたが、2000年からはセビョルオルムが祝祭場として指定された。セビョルオルムは「新星のように輝く」という意味でつけられた名前で、民間ではセベルオルム(丘)とも呼ばれている。標高519.3m、高さ119m、周囲2713m、面積52万2216㎡ものセビョルオルムは、馬蹄の形の火口があり、済州の島に存在する360個以上のオルム(丘)の中でも中間サイズだ。セビョルオルム一帯の全景は、海を背景にその特有の美しさを誇っている。高麗時代には崔瑩(チェ・ヨン)将軍が牧胡(元の国からきた統治者)を打ち負かした戦場跡としての記録があり、歴史ある土地でもある。
済州野火祭りは毎年小正月に合わせて開催されていたが、2013年から二十四節気の一つ啓蟄(けいちつ)のある週末に固定された。毎年小正月時期は冬の寒さが厳しい時期のため、毎年祝祭の進行に困難があったためだ。また、パンエの風習は、時期的に小正月よりも啓蟄に近いという郷土史学系の意見が反映されたのもあるようだ。
済州市側では済州野火祭りがその有名さに比べてアイデンティティがハッキリしていないという意見があり、今年はそれを補う形で祭りが開催される予定だ。済州誕生神話発祥の地である三姓穴(サムソンヒョル)で、高梁夫の三姓(コヤンブサムソン)の代表が祝祭を照らす野火の火種を点火するプログラムがその代表的といえる。祝祭の初日は、野火の祭礼を通じて点火した火種を済州市庁までトーチリレーするパレードがある。
また市民と共に呼吸するという意味で、祝祭プログラムの公募なども行っている。済州語ゴールデンベル、済州に色を添えよう、オルム(丘)の上コンサート、スロー郵便局、ドローン体験など、公募で採用されたプログラムを合わせると79個ものプログラムが祝祭を彩っている。
邑面洞プンムル(農楽)チーム約1000人が参加する大規模道開きとトーチリレー、国内外の参加者と共に薪の山を作って燃やす「希望・積み藁焼き」なども目を引くプログラムだ。「オルム頂上火山噴出ショー」で祭りは最高潮に達し、大きな積み藁への点火に続き、オルムへの火入れが行われ、高さ119m、周囲2713m、面積52万2216㎡のセビョルオルムの片面が、轟々と燃え上がる壮観な風景は圧倒的なスケールを演出する。
