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水月峯は標高77mの済州西部地域にある展望峰で、山頂から見渡す景観は胸がすくほど爽快だ。特に、まるで削り取ったような水月峯海岸の断崖は、東方向へ約2kmにわたって続いている。この海岸断崖は「オンアル」と呼ばれ、崖のあちこちから湧き出る泉は「ノッコムル」として広く知られている。水月峯のふもとには海岸線に沿ってジオトレイルがあり、海岸断崖に沿って堆積した火山堆積物の姿は壮観そのものである。水月峯の山頂には祈雨祭を行っていた六角亭「水月亭」があり、その隣には高山気象台がそびえている。韓国南西海岸の最西端に位置する気象台として、ほぼすべての気象観測が行われている場所だ。この建物の5階には一般に開放されている展望台がある。水月亭に座って遮帰島に沈む夕日の光景は、済州でも屈指の美しい夕景のひとつとして知られている。





通常、水月峯は山頂側を訪れる人が多いが、反対に水月峯のふもとの海岸線に沿ったジオトレイルを歩いてみよう。海岸断崖に沿って重なり合う火山堆積物の光景は壮大だ。水月峯入口の分岐点で、水月峯山頂・高山気象台へ向かう道とジオトレイルのチャグネ浦口へ行くコースに分かれるが、そこから少し入った左手に多くの人が写真を撮るスポットがある。水月峯の火山灰層と火山弾が作り出す絶景は、思わず息をのむほどだ。夕暮れ時に訪れれば、遮帰島に沈む太陽の姿も堪能できる。

ジオトレイルのコースを歩いていると、あちこちで出会える案内板もしっかり読んでおこう。壮大な地層を持つ水月峯がどのように形成されたのか、そして日本統治時代の痛ましい歴史まで知ることができる。NFCマークのある案内板にスマートフォンをかざすと、より詳しい解説を聞くことができるので参考にしよう。





一方、水月峯の海岸断崖に湧き出る泉「ノッコムル」には、次のような伝説が伝えられている。
今から約380年前、高山里には水月という姉とノッコという弟が母を支えながら仲睦まじく暮らしていた。ある春、母が重い病に倒れると、二人は懸命に看病したが一向に回復の兆しがなかった。そんな折、通りかかった僧侶から「母の病を治すには百種類の薬草を集めなさい」という処方を聞いた。水月とノッコは苦労の末、九十九種類の薬草を集めたが、最後の一つだけ見つからなかった。やがて、ついに断崖の中腹にその最後の薬草が生えているのを発見し、水月はノッコの手を握りながら慎重に崖を下りて薬草を摘み取った。水月が薬草を掘り上げてノッコに渡そうとしたその瞬間、ノッコは誤って姉の手を離してしまい、水月は険しい崖の下へと転がり落ち命を落とした。自分の過ちで姉が死んだという罪悪感と悲しみに沈んだノッコは、その場で泣き続けたという。この断崖の近くを流れるノッコの泉は、今もなお姉の死を悼むノッコの涙が流れ続けていると語り継がれている。

